キッチンデザインが変わる?
本日も少し設計事務所らしい記事を。
これまでキッチンなどの火を扱う居室は、火器使用室という位置づけで内装材料に制限がありました。
平たく言いますと、
「燃えづらい材料で作らないと火事になるから駄目よ!」というもの。
そのためこれまで木などの可燃材料は、NGでした。
今回、国土交通省より新たな告示225号が4/1付けで施行されて、この内装制限が一部緩和されました。
これにより一定の範囲を除く部分は、木などの可燃材料で仕上げることが可能になります。
5月からOKです。
代表的な例としては、「囲炉裏」のある部屋などです。
囲炉裏というとやはり「和」のイメージがありますが、これまでは木の仕様はNGでした。
キッチンも木目調のプリントがされた不燃材料が主として用いられていました。
さぁどこまで新たなデザインがでてくるのか?
自由度が上がるという点では一定の評価はできます。
木を使ったキッチンが可能になるという限定的な意味よりは、
不燃材料の認定以外の製品が利用できるという点がいいことだと思います。
火は別としても、キッチンでは水の問題もありますからね。
樹脂系なども可能でしょう。
下記に詳しい記事があります。
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20090422/532198/