阪大新校舎でシックハウス発症!

「阪大新校舎でシックハウス発症、空気中の有害化学物質は指針値以下」とのタイトル記事がありました。住宅設計をしている者にはとっては、気になる記事です。最近はメディアと取り上げられることも多数で「シックハウス」という言葉も一般の方にも理解が深まっていますから専門用語とは言えないでしょう。
 さて記事では国交省基準を下回っているにも関わらず新校舎を利用する人からシックハウス発症の報告が相次いでいるというもの。当分は使用停止し換気作業を行うという対応。
 最近では関連法整備からある程度時間も経過して安全とされるF☆☆☆☆(フォースター)製品も充実し、施工業者の知識、意識も高まり、誤った施工や製品選定によるシックハウス問題はあまり無いと思います。
 しかし、今回は安全基準値以下での発症!
早くはっきりとした原因の究明されてほしいものです。
記事リンク
http://www.nikkeibp.co.jp/news/const08q1/569396/

osaka_sickhouse

「花粉症」と同じアレルギー反応と捉えれば、日々の生活で少しずつ晒される原因物質に対してキャパが限界となり発症するのでしょうか? また人間側の適応能力自体も段々と低下しているということなのかもしれませんねぇ。
 安全に暮らすために、取り巻く環境をどんどん自然環境に近づけていかなければならない。しかしのために益々新しい技術を用いた換気装置や建築材料を開発していく。矛盾があるなぁ蓮
 住宅は最も滞在時間が多いし、直接肌に触れる機会も多い。気をつけないとね。